NYのジャビッツセンターで開かれたMRKETというショーで手に入れたバッグです。厚手の記事にインディゴがたっぷり染み込ませてあって、なかなか存在感があります。
NYから車で十時間南下すると、ノースキャロライナという東西に細長い州に入ります。南北戦争では南軍側に所属した州で、食べ物から訛にいたるまで、ザ・南部の風格があります。そこにあるUNCチャペルヒルという名門大学に、フレドリクソンという教授がいるのですが、この先生のポジティブに関する研究が面白かったので、ちょっと書いてみます。
人間はポジティブになると心地よい気分になります。フレドリクソン教授によると、逆もまた真なりで、心地よい気分になると、人間はポジティブになるというのですね。この「心地よい気分」というのは全部で9つあって、歓喜、感謝、朗らか、興味津々、希望、誇り、馬鹿笑い、ひらめき、自然に対する畏怖。
教授は、自分の生徒に、これまでの人生で、これらの気持ちになったときのことを思い出させ、その状況をノートに書かせ、折に触れてそれを読ませるという訓練を繰り返しました。そしてそれらの生徒の十年後をリサーチをした結果、自分の思い描いていた人生を実現したという割合が極めて高かったそうです。「心地よい気分」がポジティブさを生み、ポジティブさが、人生の成功に結びついたということらしいです。